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再度、シチリア島

ニュースにアメリカのトランプ大統領が、パリ協定からの離脱を表明したことが出ていた。先日のG7での会議においても、他国からの説得にも応じなかったと報じられている。自国だけの問題ではなく、地球規模の問題であり、今温暖化の危機にさらされて沈んでしまうかもしれない国や島もあるわけで、地球が危機に瀕すればあめりかだのにほんだのといっていられなくなるとおもうのだが・・・。何とも無責任なアメリカファーストのように見える。

今回のG7の会議はイタリアで行われていて、しかもシチリア島タオルミーナ! 一緒に行ったメンバーと、そうそうあそこのあの景色、と言い合ってしまった。

 

シチリアで3日目に尋ねたところ、シラク―サ。

3日目の朝はまさに嵐。風が強く吹いていて、土砂降りに近い雨と雷。そして空は真っ暗。宿舎から別棟の食堂まで土砂降りの中を走って移動する。朝食をとる建物は既に停電になつていて、燭台の灯りのみ。外は大荒れの強風だが出発する。

車中で、杉本カメラ女史が言う。「先生!(彼女は私のことを出会った時から何故か先生と呼ぶ)晴れ女の念力で何とかしてください!」晴れ女を自称してはいるが、この天気ではと思っていたのだが、車での移動中に徐々に雨は上がり、時折雲間からは晴れ間ものぞく。シラク―サの市場についた時には道路は濡れているが雨は上がっていた。晴れ女の念力は本物だったのか?

シラク―サの街に入った途端に何やらギリシャに似た雰囲気を感じさせる。建物もアーチ状の石造りの天井で、かなり古そうに見えた。街並みや広場もギリシャの雰囲気。建物の色合いも。

シラク―サの市場を散策、海に面した街なので魚が多いが、野菜もかなりたっぷりで色鮮やかでおいしそう!! 市場でチーズやサラミを売っているお店のイケメンのイタリアボーイが、私たちが日本人と知って、「ありがとう」と言いながら、チーズを挟んだパンを全員にプレゼントしてくれたのだが、これがめっぽう美味い!のである。

反対側にお魚屋があり、お父さんと息子が店に立っている。写真家の杉本女史が盛んにシャッターを切っているお目当ては息子のほう。彼女の眼にはかなりのイケメンに映っているようだ。イタリア系もあるが、ギリシャっぽさも見える眼鏡をかけたイケメンさん。

この日の訪問先は、海沿いでレストランを営む日本人女性。ご主人はイタリアの方。レストランでは日本食も提供するとか。レストランは海に面した建物の二階。すでに青空が見え始めていて、海のさざ波が光る。

店内はアーチ状に石造りの天井が広がる。ギリシャの建物のよう。日本人の女性オーナーが、この土地はギリシャ系の人たちが多く住んだところだと説明してくれた。そして今もこの建物を維持し残すために、市は条例を作って守っているそうで、古い建物を改築する時には、壊してはいけないところが決められているのでなかなか大変だそうである。古いものを修復する職人もずっと残っているとのこと。すばらしいと思った。日本では昔からの技術が徐々に減って来ていて、職人もいなくなりつつあるのに。

レストランの厨房には日本人の若い男性が働いていた。ここでも大洲シェフは厨房に入って料理をお勉強。この地は魚やエビがたっぷりで昼前だと言うのにワインが進んでいく。ワインは白。客は私たちだけ。今はシーズンオフでお休みの時なのに、私たちのために待っていてくださったのである。

カターニアの町並みは細い小さな路地もとても美しい。光と影に彩られていて石畳の細い路地から上を見上げると、バルコニーが道を隔てて手が届くところにあり、どちらも花が植えられている。映画の1シーンのようでもあり、東夷昔のギリシャの町に居るようで、不思議な感覚になる。

頑丈な鉄の扉や、ほっかりと空いた入口やらに囲まれた、その細い石畳の美しい道を歩いて、カターニアでは老舗と言われるレストランへ行く。ここでは赤ワイン。パスタは少し私には潮が強く感じられた。デザートはメニューに載っているもの全部?頼んで皆でシェアする。シャーベットがレモン味で抜群! ここでも厨房に4人がどっと押し寄せる。この店のシェフは日本のホテルで料理を作ったことがあると言う。東京ベイでだ。日本に呼んでくれたら奥方とともに来ると言うのだが。費用はこちらもちだとすると少し迷う。が、とても気さくで柔らかい人に見えた。

この国の、シチリアの人は皆とても笑顔が似合う人懐こい人達ばかりで、治安が悪いと聞いていたことがまるで嘘のよう。

日本人の、何やら年齢もばらばら、男女も混合で、何やらわけのわからない集団に、皆とても優しかった。

 

 

 

 

 

 

 

【2017.06.23 Friday 15:25】 author : 長谷川 淺美
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