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(株)カスミみらい

(株)カスミさんが、特例子会社を創る。それが「(株)カスミみらい」である。以前からそのことについてのご相談のような内容のお話はあったのだが、担当者が決まり、ご挨拶に見えた。

会社は来年、年明けの1月にオープンとなる。そこでは20人のハンディのある人たちを雇用する予定だそうで、内5人は来年の3月に特別支援学校を卒業する人達を予定し、そのほかの15人は、9月に開催される障害者の合同面接会の応募者の中から選定したいとの意向である。

会社の場所は神立駅から2kmほどの、以前カスミの店舗があったところ。仕事の中身は、最初は大根、白菜、キャベツを2等分や4等分にカットして袋詰めするなどの簡単な物からだそうである。

 

カスミさんは茨城県内に101の店舗を持ち、栃木、群馬など関東地域を合わせると186店舗を持つ企業さんで、従業員もパートさんアルバイトさんを含めて17,500人を数える。事業は食料品や家庭用品などを小売りするスーパーマーケット事業であり、店舗に出すために、野菜や精肉、魚、お総菜などの加工が必要になる。特例子会社はその加工部門を担うことになるのだ。

 

カスミさんでは、私どもの法人が関わっている方で、Mさん、Nさん、Kさんの3人が石岡店で雇用していただいている。Mさんはスーパーで働きたいとの希望だったので、カスミさんで実習をさせていただいた。最初、4時間の雇用でという話だったので、それでは送り出しできないとお断りした経緯がある。私たちとしては、もちろん本人の体力、気力も6時間を超える労働に耐えうるだけのトレーニングは積んでいるつもりだし、4時間では生活も成り立たず、社会保険の未加入の状態では雇用とは言えず、契約が終了したらそれでお終い?の状態では送り出せない。それはMさんに限らず、全ての方々も同じこと。私たちは、働くことはその人の働く権利を行使することと考えており、週30時間以上、社会保険加入、最低賃金以上、でなければ雇用ではないとの考え方で送り出している。

Mさんについても4時間の雇用であれば実習だけで終わりになるところだったが、カスミさんのほうから週30時間の雇用での提案があり、仕事に就くことになった。4時間以上での雇用はMさんが初めて。それ以後は特別支援学校卒業生も6時間雇用が実現したそうで、学校の進路指導の先生からお礼を言われたことがあった。

ハンディのある人たちが働くと言うことは、単にそこで仕事が出来て、どんな形でも雇用されれば良いのではなく、すべての国民に与えられている「働く権利」を行使することなのである。ハンディのある人たちの様々な権利を彼らに代わって主張し、守ることは私たちの大事な役割の一つだと考えている。

 

明日、7日には、(株)カスミみらいの会社説明会が、法人の利用者と家族を対象に、しろがね苑で行われる。

 

 

 

【2018.09.06 Thursday 13:13】 author : 長谷川 淺美
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