日々想うことを、つづります。
 
よろしくお願いします。

彼女から、結婚したいと言う話を聞いたのは1年ほど前と記憶する。彼女は18歳でしろがね苑に来て、22歳で就職そしてグループホームに移った。仕事も、最初はパート社員だったが今は正社員になっている。とても頑張った中の一人である。

結婚したいというお相手は別の施設のグループホームに住んでいる人。これまでも二人で会社のイベントに参加したり、マラソン大会に行ったりしていることは聞いていたが、私はまだお相手の方に会ったことがない。ので、昨日、お相手の方の施設の方たちと、私どもと、当人たちが顔合わせをすることになった。

当人たちの希望は、アパートを探して一緒に住みたい。2〜3か月一緒に生活してみて、そのあとに結婚を考えたいとのこと。相手の方が言うには、今はいいところしか見えないけど、一緒に住んでみるといろいろな面が解るだろうとのこと。アパートの場所は、二人の職場の中間点にしたいのだそうな。

 

これまで、私たちが関わっている人たちの中で結婚した女性は2人いるが、どちらの女性もお相手の男性はハンディのない方だった。今回の二人はどちらも軽度ではあるが、知的ハンディのあるカップル。心配がないと言えば噓で、心配だらけ。二人ともに両親は既にいない。助っ人になってくれる肉親もいないに等しい。

でもとにかく進んでみよう。足りないところは私たちで補えばいいことだし、やってみてダメだったときはまた考えればいいのだ。

二人で家を探すと言うので、もしかしたら、ハンディのある人には部屋は貸せないなどと言われることもあるかも知れず、その時は相談するようにと伝える。

お相手の男性が所属する施設の方には、私が親代わりのようなものですのでよろしくお願いします、と挨拶する。

 

5月にはお互いの休日を調整して、アパート探しをすることになった。たぶん結婚した後とか、同棲を始めた後とかよりも、二人で住む家を探すときのほうが、ずっと心弾むときに違いないと思う。心いっぱい幸せを感じるときに違いない。

 

ともかくは、良かったね!! 

 

 

 

【2017.04.20 Thursday 15:38】 author : 長谷川 淺美
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報告その2

シチリア島に同行したのは、アグレステのシェフ1名、企画と準備、手配をしてくれた中山さん。中山さんはイタリア大使館まで問い合わせをしたりして企画と準備をしてくれた。お蔭でずっと現地在住の日本人通訳が付いて、イタリアのイケメン若者の運転で移動も出来て快適だった。そしてカメラウーマンの杉本さん。なんと、1800枚もの写真を撮ってきている。そして4月1日から28日まで新宿NSビルのニコンギャラリーで「シチリアを旅して」と銘打つ彼女の写真展が開催されている。加えて、私たちが乗って行ったイタリアのアリタリア航空の機内PR誌にも彼女の写真が採用されて、彼女の顔写真入りで掲載されるのだそう。何と、杉本女子は国際的写真家になってしまったのである。

 

シチリア島2日目は、ご夫婦で経営するチーズ工房へ。牛乳ではなく、羊、山羊の乳から作るチーズ。工房の裏手には羊や山羊が育てられている。子ヤギが沢山いて、大きな声で啼いている。とてもかわいい、そしてとても清潔にされていた。チーズはそこの陽気な笑顔のお母さんと、一人の男性が一緒に作っている。サングラスをかけたがっしり体のお父さんは説明、案内役。チーズを切り分けてくれて、試食したのだが、少し塩気が多い。ワインが欲しいね・・とつぶやいたら自家製のすっきり味のワインをご馳走してくれた。お母さんと対照的にお父さんは笑顔があまりないのだが、気持ちは優しいのである。

そこのチーズ工房では、海に近いところに小さなお店を出しているので、そこもお邪魔して皆であれこれチーズを買い、夜の宴会に備える。お店がある通りの街路樹はオレンジの木で、オレンジの実がなっていた。オレンジの実は食べられそうに見えるし、たぶん食べてもいいのだろうけれど、誰も手は付けづに色づいている。道路の向かい側にはスーパーがあり、皆、興味津々で入ってみる。果物は山積みにされていてとてもおいしそう、リンゴは少し日本よりも小振り、ブラッドオレンジも山積み、そしてどれも安い。当然だがイタリア料理の食材が沢山ある・・当たり前なのだけれど、狂喜する。これも当たり前だけれど、日本で買う値段の何と高い事か。

 

昼食は、有名な海沿いのリゾート地のタオルミーナへ。海岸沿いからくねくねと曲がる細い道を上に上にと登って行く、細い道沿いにはレストランやカフェ、ホテルなどなどがひしめいている。展望広場から見る海はかぎりなく蒼く、波頭もなく穏やか。くねくね道を登りきったところの教会があり広場が見えるレストランのテラスで昼食。シチリアの人たちは、地元の食材やワインをとても大切にしていて、料理には地元産品をふんだんに使っている。そしてその美味しさを自慢するのだ。確かにおいしいし、食材も豊富である。同行したアグレステのシェフ、大洲さんは、この店の厨房に入れていただいて、一緒に料理をさせてもらっている。食事に行ってその場で、厨房見学をお願いしたのだか、快く笑顔で受け入れていただいた。大洲さんが入ると言うことは、通訳が一緒で、カメラマンも一緒。大人数である。大洲さんは料理もさせていただいた。

このお店のシェフはもとはフランス料理を作っていたのだとか。道理で、会計の時に「マダム」と呼びかけられたのはそのせいだと思い至る。

 

 

【2017.04.11 Tuesday 16:10】 author : 長谷川 淺美
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なおらない癖

児童養護施設から苑に入られた方、仮にKさんと呼ぶ。18歳で来て、すでに6年がたつのだが、Kさんは就職という場面に乗れないでいる。ハンディは重くはないので、仕事はできるのだが、一つの癖が大いに邪魔をしているのである。癖は盗みである。何度も何度も繰り返してしまう。盗む物は同室の人の物だけでなく、他の部屋の人の物もあり、品物だけでなくお金も入る。時にCDだったりボールペンだったり、自分で買おうと思えばすぐに手に入るものばかり。苑で受け取る工賃の範囲内で手に入れられる金額の物。

コンビニやスーパーでも、お金を払って購入したもの以外に、1つ、2つと万引きする。が、一度も見咎められたり、捕まったりしたことがない。そのたびにキツイ注意を受け、職員から盗みは犯罪であり決してしてはいけないのだと言われるのだが、その時はメソメソと反省のような状況は見られるのだが、また同じことの繰り返し。

盗みが度重なり、他の利用者全員から攻められるような事態になってくると、居室の窓から無断で苑を出てしまうという行為を繰り返す。先月に出て行ってスーパーで保護されて帰ってきたときにはレターセットを万引きして所持していた。

何度も他の利用者の物を盗る行為を繰り返すと、他の利用者は離れてしまい、Kさんは一人ぼっちのような状態になっていく。それが自分の癖のせいであるということには繋がらなくて、一人ぼっちの寂しさがまた盗む行為になってしまうのだろうか。

正直な感想を言えば、養護施設から入苑してきている人たちはそれぞれに盗みだけでなく、様々に多くの課題や問題、それも反社会的行為と言われる事柄が散見される。それは何処から来るのだろう。親からの愛情を受けられなかったせいなのか。本人の資質がそうだったのか。大人から守られるという体験、実感が乏しいせいなのか。自分自身の存在を認められないでいるせいなのか。

よく解らないが、本人は自覚していないが、どこかに満たされないままの空洞があって、それが何処からくるもので、どう埋めて行けばいいのかが解らずにいるのかも知れない、とも想う。が、私にも空洞が何処から来て、どういう方法で埋めて行けるのか、皆目わからないが、人としてしてはいけないことは、外部の力を借りてでも知らしめていく必要はあると思っている。それは、何にもましてKさん自身の利益になることなのである。

 

【2017.04.03 Monday 11:51】 author : 長谷川 淺美
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ご報告

3月は予定が詰まっていて、スケジュール表が日々埋まっていて、2月にイタリアのシチリア島に行ってきた報告もまだしていない。

2月6日、午後2:00に成田を出発。ローマからイタリアの国内線に乗り換えてシチリア島、カターニアに23:00に到着する。

その日はカターニアのホテルに宿泊し、ホテル近くの路地(とても美しく、静かで落ち着いたたたずまい)にある店で夜中の食事を摂る。この店のマルゲリータがとても大きい。女性でもこの一枚全部食べるの?と聞くと、そうだとの答え。ほかの料理もかなりたっぷり目。

次の日メッシーニという所にあるワイナリーとオリーブオイルを製造しているアグリツーリズモを訪問。ワイナリーの主は御年82歳のおじい様。だが、広いブドウ畑を自ら案内してくださる元気な方。お商売で日本に行ったこともあるとのこと。ここのワイナリーは紀元前からブドウを栽培しているそうで、巨石をくりぬいて作られたブドウを絞る台がある。ブドウ畑はなだらかな斜面になっていて、土質はあまり良くなさそう。雨が降ったら大量に流されてしまいそうな土である。もしかしたら、ブドウの栽培以外に、作物は育たないのかもしれないと想ったりもする。が、ブドウの木は全て90cm間隔で植えられており、整然とした畝となり、人の手によって、丁寧に手入れされ、とても美しい光景が、なだらかな丘を覆うように広がっている。風もなく暖かで、シチリアの日差しがたっぷりと注がれている畑を、少し汗ばみながらゆっくりと巡る。

試飲させていただいたワインは4種。絶品は、生まれたてのワイン!発酵が済んだ直後のもの。日本酒で言えばどぶろく状態?か。ワイナリーでなければ出会えない赤ん坊のワイン。だがこれは買えない。白と赤をそれぞれ購入して夜に皆で飲むことにする。

 

次に行ったのは、オリーブオイルを製造しているアグリツーリズモ。工場は別の所にあるので、映像で製造過程を、お二人の共同経営者の方が説明してくださる。1つは、数種類のオリーブをミックスして作ったもの。もう一つは単一のオリーブから作るピュアなオイル。ミックスとピュアを試飲する。オイルの試飲?初体験!小さなグラスに注がれたオイルを両手で包んで少し温め、最初はそのまま飲む。次は鼻をつまんで飲むのだ。ミックスはさほど感じないが、ピュアは鼻をつまんで飲むと喉がかなりイガイガする。オリーブオイルは熱してはいけない、料理にかけて食するのだとご教示いただく。そしてそこで出していただいたお料理、例えばイワシ料理とか、ヒヨコマメのソースと焼いたタコのお料理とか、すべてにオリーブオイルをたっぷりとかけて食する。ヒュアオイルはとても綺麗なグリーンの色である。たぶんこれを日本で買おうとすると、かなり高いのだろうと想像する。

 

第1日目はここまでで、今日からの宿舎になるカラタビアーノというところのアグリツーリズモに。ここからは雪を冠し、白く噴煙を一筋たなびかせた、エトナ山の大きな姿が目の前にそびえるのを見ることが出来た。第2日目からの報告は次回に。

【2017.03.28 Tuesday 11:40】 author : 長谷川 淺美
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シチリア島

インフルエンザがはびこっているようで、学級閉鎖の話も聞く。苑ではまだ一人もインフルエンザには罹っていない。グループホームかのこのメンバー一人がインフルエンザと診断されたが、他のメンバーへの影響は無し。

他の施設では猛威を振るっていて大変な所もあり、亡くなった方も出ているとか。苑の人たちは、若さも影響しているのかもしれないが、多少熱があっても食事は摂ってくれるので、回復も早い。今は風邪ひきさんは一人もいない。皆元気に仕事をしている。

 

昨日の夕刻、グループホームに住むOさんが、購入した車が納品になったとのことで、車を見せに来てくれた。中古車の軽自動車だが、カーナビも付いていて、車内も広く立派である。Oさんが望んでいた車種だとのこと。良かったね!!

 

来週、ずっと行きたいと思っていた、イタリアのシチリア島に行く。アグレステのシェフも同行して、現地で料理をお勉強することになっている。私はワイナリーと、チーズ工房、オリーブ園等々、のぞいてみて美味しいワイン、チーズ、オリーブオイルなどなど仕入れたいと思っている。家族で営む小さなワイナリーを見たいと思っている。直接買い付けて日本に送れるといいのだけれど。

シチリアは靴の形のイタリアの先の海に浮かぶ島、靴で石を蹴っているように見える島である。そしてイタリアマフィアの島とも言われている。映画のゴッドファーザーの世界か。かつてマフィアの一員だったような、品の良い、顏に深い皺を持つおじいさんが、夕暮れの海辺で、パイプをくゆらせながら、ワインを飲んでいる、ような風景に出会えないものかと想像をたくましくしているところだ。

 

シチリアはイタリア料理の原点でもあるのだそうだ。海のものがとても豊富のよう。ワインもきっと魚介料理に合うに違いない。若すぎない、かと言って重た過ぎでもなく、成熟のほんの少し手前位のワインを想像してみる。青い海と空に似合うのは白か、赤かまたはロゼのような色だろうか。

 

ワインとチーズとオリーブオイルを仕入れてきたら、シチリア島行きの報告会をしたいと思う。シェフが学んだ料理もお披露目しなければならない。シチリアの空気と匂いと色も一緒に。

 

そのために来週一週間は私の勤務表がお休み印になっている。それを見て、苑の女子利用者が、「苑長は何でこんなにお休みなの」

と言ってくれた。「用事があるの」と答えた。ゴメンね、帰ってきたら「実はねー」と話すつもり。

 

取り敢えず、行ってまいります。

【2017.02.03 Friday 12:09】 author : 長谷川 淺美
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今年もよろしくお願いします

新年のご挨拶も遅くなり、早1月も半ば。

今年の石岡市の成人式は8日(日)。苑では3人が新成人となり、一人は振り袖姿であでやかに。それぞれに皆いろいろ問題を抱え、本人の力だけでは解決もままならない事ばかり。でも二十歳だ!!前に進もう!!精一杯櫂を漕ぎ、大海原に出て行こう。白銀会という親船が傍からしっかりガードしているから心配はいらない。力いっぱいすすめ!

 

今年4月には、少し離れているが、鉾田市汲上というところに、新たに施設を立ち上げる予定でいる。法人にこの地域出身の職員がおり、白銀会の障害者就労支援のノウハウを、自身の出身地にも広めたいとの意思から。昨年土地を取得し、今、建物の改修を始めようというところである。施設名は、社会福祉法人白銀会 多機能型障害者支援施設「たいよう」。ここは旧大洋村であり、太平洋の大洋に面しており、この施設で実施しようとしている農業中心の仕事に太陽の光は不可欠のもの。なので、「たいよう」。明るく、大きく、暖かい場所にしていきたいと思う。

 

もう一つ、今年は社会福祉法人白銀会の組織の構築をきちんとしておきたいと思い、昨年から準備を進めてきている。法人は25年を経た。これまでは、善し悪しは別に置いておくとしても、法人の進路や経営、運営は理事長の独断で実施してきたのが実態。だとすると、理事長が変わるときには、この法人も大きく変わりかねない危惧が出てくる。法人としての考え方や理念、方針、福祉の在り方など、変えてほしくないものも変わってしまったのでは白銀会の存在価値が失われてしまう。

 

昨年来の法人改革を見るとき、その危惧は大きくなってきている。改正された仕組みからすると、いつでも理事長の首はすげ替え可能であり、理事長職にあったとしても、その職権は職務執行権だけである。法人の意思決定機関は理事会ではなく、評議員会にが持つ仕組みとなる。

 

そのこともあり、ここで、法人組織とそれに伴う各役職員の職務内容についても明確にして行って、当法人で各職員はどのような責任と役割を持ち、どのような考え方、方針、理念の基で職務を遂行するのかを明らかにしておきたいと思っている。これまで職務はあったが、職責については全てを理事長施設長が担っていたものである。これからは、それぞれの職員が、その役割に応じて責任を持ち職務について欲しいと考えている。

そして、理事長が変わった後も、この法人が目指している、実践している、障害者支援の考え方を踏襲していってほしいと思う。

大仰な言い方かもしれないが、もし、仮に、社会福祉法人白銀会における福祉の理念や実践が途絶えたとしたなら、それはハンディのある人たちが再び出口のない施設に閉じ込められてしまうように想えてならないのである。それは明らかに共生やインクルージョンの考え方から遠ざかることだと言わざるを得ない事態であろう。

 

私たちは、ハンディの有無に関わらず、同じ地球上の同じ街で、同じ空気や同じ光、同じ時間を共有して生きている人間という同じ種に属する仲間なのである。

 

【2017.01.20 Friday 12:13】 author : 長谷川 淺美
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今年もありがとうございました

もうすぐ一年が終わります。毎年、時間が経つのを早く感じています。皆さんはどんな一年を過ごされたでしょうか。

23日(金)昼、白銀会の毎年恒例のクリスマス会でした。場所はつくば市、オークラフロンティアつくば、3階のジュピターです。

総勢153名が丸テーブルを囲みます。開会式の言葉をワークセンターしろがねのメンバーが宣言し、乾杯はグループホームのメンバーがシャンパンの杯を高々と上げます。

クリスマスの料理メニューは ・冷燻カンパチのカルパッチョ風 ・彩り野菜とわさび風味のヴィネグレット添え ・野菜とベーコンのスープ ・真鯛のポワレ九条葱の軽いコキヤージュソース ・オレンジのシャーベット ・つくば鶏のローストペイザンヌ風 ・デザート ・パン ・コーヒー でした。 

食事の後に皆でダンスをしますがこれも毎年のことで盛り上がります。今年の職員の衣装はピコ太郎を模したものでした。結構受けていました。そして帰りにはクリスマスプレゼントを受け取って、約2時間半の宴は終わりました。閉会の宣言は銀の笛のメンバーです。

このクリスマス会では、しろがね苑、銀の笛、ワークセンターしろがね、トラットリア・アグレステ、そしてグループホームがフルメンバーではありませんが、顔をそろえる時で、一年の締めくくりの形になります。

しろがね苑は28日まで仕事。銀の笛とワークセンターしろがねは29日まで、アグレステは30日の昼まで営業、とまちまちですが、例えば国民宿舎つくばねの清掃業務は年末年始も入っていますので、苑の利用者が交互に行くため、お休みの日にちもそれぞれに少しずれてきます。そのことも十分承知して仕事に入ります。

グループホームのメンバーも仕事納めの後に帰宅しますが、家の事情で今年は帰らないという方もいます。家には帰らないけれどホームで過ごすという人もいますが、苑に来て過ごす人もいます。

今年もまた、各施設やそれぞれのグループホームの人たちが、大きな事故もなく、つつがなく元気に一年を送ることが出来ました。やまゆり園のような事件を想うと、この安寧が何よりのご褒美と思えます。

 

28日(水)に各家族会の方々と職員の忘年会が終われば、29日(木)には苑の人たちも帰省となります。

年明けは5日(木)から、また賑やかな日々が始まります。アグレステも営業は5日(木)からになりますのでよろしく。

 

どうぞ皆様には良いお年をお迎えくださいますように。

 

【2016.12.26 Monday 16:55】 author : 長谷川 淺美
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世帯分離

ご承知の通り、私ども法人には入所施設があり、通所施設があり、グループホームがありで、様々な暮らし方や、施設利用の方法がある。18歳で入所施設を利用すると、20歳までは扶養義務者に利用料の支払いが生じるが、世帯は親とは別になる。そして本人が20歳になれば親が利用料を支払うことは無くなり、本人の収入によってのみ利用料負担額が決められるため知的ハンディのある人たちについては負担は限りなく小さくなる仕組みである。

通所施設を利用する場合は、親と同一世帯であり、18歳から20歳までは扶養義務者の収入によって負担額が変わってくるが、20歳からは同一世帯であれば、本人に収入があれば世帯全体の収入に組み入れられることになる。

例えばその世帯が生活保護を受給している世帯だとする。親と知的ハンディのある3人の子が暮らしていたとすると、生活保護費は親の生活費と3人の子の扶助費も加算されて支給されている。3人の子の内、一人が就職して給与を受ける、もう一人が通所施設利用ではあるが作業力もありそれなりの作業工賃を受け取っている、もう一人も通所施設に所属していて工賃を受けているとすると、その収入は3人の子のひとりひとりの収入なのだが、同一世帯なので世帯全体での収入となり、生活保護費は大幅に減額になってしまい、3人の子の収入で世帯を維持することになる。

今、その3人の子(1人は19歳、2人は20歳代)の進路について協議中である。一人は企業への就労、一人は障害基礎年金を申請中で、年金が受給できれば、通所施設からの工賃と年金で、グループホームへの入居を希望している。もう一人は働く意欲が少し低い段階でもあり、まだ、どうしたいのか決まらずにいる状況だが、3人の子の進路が希望通りになれば、この世帯に支払われていた生活保護費は大幅に減額されて、3人の子の収入でこの世帯を維持することになる。出来れば一人一人の収入は、それぞれの生活、暮らしづくりのために使わせてやりたいと思うのだが、同一世帯ではなかなかにままならない現状がある。ならば、就職もせず、工賃も低く抑えてこのまま生保を受けていくのか。

何を目指して私たちは支援をしてきているのか。何が本人たちの望みなのか。何をしてハンディのある人たちの自立とするのか。この人たちの未来は誰がどう作っていくのか。

親の了解を得て、市役所と協議する。同居してはいるが、世帯を分離することはできないのか、福祉課と生保担当に話をする。扶養分は減額だが、大幅な減収にならない程度で、一人づつ、世帯分離を図ることは可能のようである。

12月1日付で一人が企業に採用となった。もう一人は障害基礎年金の支給を待っている。近い将来には二人がグループホーム入居の可能性も考えられる。

後日、職員に、この3人のお父さんからお礼の言葉があったそうである。

 

【2016.12.09 Friday 15:45】 author : 長谷川 淺美
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東京新聞

以前にご報告したと思うが、いろいろな方々と出会い、様々な人たちとつながってきたその一つに、調布市の衆議院議員伊藤達也さんとの出会いがあり、その伊藤議員から話を聞かれたとのことで、東京新聞の社会部の記者さんがアグレステを取材に見えて、10月31日の東京新聞夕刊の一面に「できる仕事で生き生き」のタイトルでトラットリア・アグレステの記事を掲載していただいた。

その記事の効果で、都内在住の方々にご来店いただいたり、問い合わせの電話などをいただいたりしている。「新聞見ましたよ」と声をかけていただくこともあり、改めてメディアの力の大きさに驚く。

そして先月末には、「東京新聞を見て是非お話を聞きたい」とおっしゃって、さいたま市の市会議員さんが6名お見えになった。6名の議員の方々は民進党の議員さんたちで、民進改革というグループに所属しておられるとのこと。

しろがね苑で少し話をさせていただいた後、アグレステでお食事を摂っていただいた。その日は火曜日だったので、予約のお客様などもあり、ほぼ満席の状況。(月曜日の定休の次の日は何故お客様が多い)

午後は笠間市のITを活用した地域ケア会議の状況を視察される予定とのことで、12時半すぎにはお帰りになったのだけれど、わざわざ埼玉から来ていただいて、感謝である。

 

今年もすでにカレンダー一枚になつてしまったのだけれど、この12月でアグレステも2周年を迎える。今年、福岡で開催された全国の障害福祉物産展にはアグレステの利用者スタッフも一緒に行き、販売を行った。次年度は神戸での開催。また誰かが交代で参加できるといいと思っている。今年同行したSさんも、連れてきてくれてありがとうございます、と言ってくれた。みんな少しずつ大人になって行く。

 

 

 

【2016.12.09 Friday 15:11】 author : 長谷川 淺美
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新施設

専門学校を卒業してすぐに、白銀会で仕事に就き、主に、障害者の就労支援に関わってきた職員がいる。2年ほど前から、その人の出身地に施設を作りたいとの申し出を受けていた。新たな法人を立ち上げるのではなく、社会福祉法人白銀会の施設の一つとして立ち上げ、責任者としてやってみたいとの申し出である。のれん分けと言おうか、分家と言おうか、というところである。

その人の出身地は茨城県の海側にあり、ここからは車で1時間弱の所である。近隣には知的障害者の施設は少なく、就職する企業も少ない。そんな地域で就労支援をしたいと言う。その志、我が法人で仕事をしてきた者として当然ではあるが、天晴れ意気に感じた。

 

11月10日、土地を購入することが出来た。国道沿いで、隣にスーパーもあり、敷地も広い。存分に様々な仕掛けが出来そうである。

施設は、当座は既存の建物を修理して使うこととした。白銀会の5番目の施設となる。

「社会福祉法人白銀会 障害者支援施設 たいよう」就労移行と就労継続Bの多機能型施設としよう。管理者、サビ管はその人。存分に働いて欲しい。そして将来は他の職員にもさまざまな志を持ち、自らの希望、理想に向かって進んでいってほしい。その第一号として、良きお見本としての存在になってほしい。そのための支援ならば、法人として全力を尽くそうと思う。

利用者も一人立ちするのだから、その支援をしてきたのだから、職員の一人立ちがあって当然だし、支援も必然である。

 

その地域は農業が主と言ってもよい土地柄であり、サツマイモやメロンの栽培がされている。だが、最盛期はとうに過ぎていて、メロン栽培農家も減り続けていると聞く。ご多分に漏れず、農業従事者の高齢化と後継者がいないことがその原因。ならば、ハンディキャップのある人たちが助っ人になれないだろうか。地元の人たちに助けていただきながら、農業の継承が出来ないだろうか。メロンの栽培法を教えていただけないだろうか。などなど、妄想は大きくなるばかりではある。が、全てが夢物語ともいえないと思っている。いつか、白銀ブランドのメロン、夕張に負けないメロンを作りたい。想いがある。

国道を北に向かうと、焼き芋の加工やお芋のスイーツづくり、産直野菜の販売などをしているお店がある。最近知り合いになり、商品開発や販売でのコラボレーションを試みることになったお店である。つくばにある農業法人ともつながりが持てたので、3事業所でのコラボが可能だ。

 

5番目の施設、「たいよう」を太陽のように暖かく輝かせ、大洋のように大きな海原に漕ぎ出して行ける施設にしたいと想う。

 

地元の鹿嶋特別支援学校のお母さんたちからは、施設だけでなく、グループホームも作って欲しいと言われている。

 

【2016.11.16 Wednesday 11:55】 author : 長谷川 淺美
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